早ければ早いほどいい

看護師

サインに気付きやすいのは

ストレス社会の現代において、うつ病は15人に1人がかかるとされている病気です。遺伝や性格、環境によってうつ病になりやすい人となりにくい人の差はありますが、誰しもが他人事では済ませられないものです。そんな誰にでもリスクがある病気でありながら、発症してもなかなか気付けないという一面もあります。うつを悪化させてしまうと自分一人では解決できず、最悪の結果を招く可能性が高いです。ですので、うつ病のサインを早い段階で完治し、快方へ向かうよう努めるのが好ましいのです。自分で気付けるサインは、まず「趣味や好きなものに対して無関心になること」です。中には関心を持ったままうつを発症するケースもありますが、ほとんどのケースでは意欲の低下が認められます。一時的ならばよいのですが、意欲や関心の低下が始まって2週間改善されなければ、うつ状態に入ってしまっている可能性があります。また、自分ではどうにもならないほどの倦怠感を感じ、起き上がれない状態も危険です。ただ、うつ病は自覚するより先に周囲の人が異変に気付くことが多いです。今まででは考えられないような初歩的ミスをしたり、元気がないように見えたりするなど、小さな変化は他人のほうが感じ取りやすいものです。自他ともに、何かおかしいと感じたら、それとなく話を聞くなどすることで、うつから抜け出すことができるかもしれません。うつ病であると打ち明けられた時、対応に困ってしまうのは仕方のないことだと思われます。また、今後どう接していいのか、どんな言葉をかけ、またどんな言葉を言ってはいけないのか、困ることもあるでしょう。うつ病になってしまうと、本人は心の中に多くの感情を閉じ込めてしまいます。自分を否定したり、苦しいと感じたりすることが多くあるのに、それを人に話せないのです。ですので、出来る限り落ち着いて、ゆっくり話を聞いてあげることです。あとは、何か行動を促したり、励ましたりしないことも重要です。うつの種類によっては、励ましても問題ものもあります。が、定型うつなどの場合は励ましや応援は逆にプレッシャーとなり、さらに感情を抑圧させてしまうものとなります。また、感情に波があるのも知っておかなければなりません。さっきは落ち込んでいたのに今はけろっとしている、といったことはよくあります。なので、臨機応変に、波に乗ってあげることが大切です。本人にとっては感情を一定に保っておくことが難しく、一定の感情で長時間接してこられると負担になってしまうことがあるからです。そして、否定的な気持ちを与えないことも大切です。本人が何かを始めようとしたときは、手を出さず静かに見守ることです。下手に横やりを入れると、「自分が役に立たないから」と否定的な感情を生んでしまうことがあります。